いつまでも小編成
どこの部でも多かれ少なかれ抱えている問題、それは部員数の確保です。
当時に限らず、吹奏楽界でいいますと、もちろん100人規模の学校もあるのですが、30人以下のいわゆる小編成で活動している学校が多いのも事実です。
楽団ですから楽曲演奏をする編成上、どうしてもある程度の人数がいないと演奏すらままなりません。
春に行われるリーダー研修会でも例年、よくこの問題がテーマに上るようですし、我が部も歴史上、満足な人数に達することは滅多になかったようです。
さて、僕たちの時代も新入部員が少なく、ギリギリの人数での活動でした。
そんな中、「部員を増やして編成を充実させて、良い演奏をしたい」という、部長としては真っ当な希望と背反して、僕の心の内には「去る者は追わず&やる気のない奴は去れ!」という方針が存在しました。
吹奏楽部は音楽演奏を目的とした文化部なのですが、全員レギュラーの団体競技、という側面を持っていると思います。体育会系の性格も持っているって事ですね。
したがって、単なる高校の部活動ではありますが、ある程度は「楽団(組織)の一員」としての意識を持っていてもらいたい、と考えていました。
ようするに、学業に支障のない範囲では可能な限り「吹奏楽」を頑張りましょう、ということで、転じて「やる気のない奴は要らん!」という極論に達するわけです。
その結果、楽器の練習よりもやりたいことがあったり、面倒くさいからサボろうなどと考える部員たちが、やがて退部していくのを引き留めるようなことは、ほとんどしませんでした。
もちろん、「音楽をやりたいんだけど」という意志が垣間見える部員とは、話し合って説得もしたんですけど。
卒業して十数年、振り返ってみると、あの当時は(考え方が)若かったなぁ、と思います。
やっぱり、もう少し部員数を増やすこと(&減らさないこと)に執着しても良かったかも知れません。
今では、もう少し違う方法論もあったな、と思うこともありますね。
さて、こうした中で残された少数は、精鋭でなくてはならないのですが、こればかりは練習するしかありません。練習中、おしゃべりに夢中になってる部員たちのお尻を、ドラムスティックで叩いて回ってたこともありましたっけ。
しかしながら結果的には、あまり進歩の跡がみられなかったような。もちろん、自分自身も含めてね。
いつものように「人数に比して音量がある」というのが、3年間通して唯一の褒め言葉だったような気がします(哀)。
