平成16年8月、母校音楽室にて開催された定例総会に出席しました。その際、この年4月に発生したOBと現役生とのトラブルについて、顧問の先生および役員会の面々と話し合いをしました。
しかし、後日会員宛に郵送された議事録(質疑応答集)には、トラブルについての具体的な説明がなされていませんでした。また、さらに後日送付された顧問の先生およびOB会会長からの文書でも、事態の本質については触れられていませんでした。
今回の件に関して、情報をきちんと会員に通知することを申し合わせたはずなのに、未だ実施できていない状況に困惑した結果、僭越ながらこのページにて全容を説明することにいたしました。
事件の概要
2004年、4月の出来事です。
当時のOB会長 △△氏のもとに、事務局長◇◇氏から電話がありました。
「吹奏楽部顧問のM先生より依頼があったので、次回の役員会で、OBの現役生との関わり方について話し合いたい。」という用件でした。
どういう事かと問いただすと、現役生たちが、OBのことで先生に苦情を申し立ててきたというのです。
その中身を要約すると、
1.「 △△氏が、夜遅くに電話やメールをしてくるので困っている。」
2.「 △△氏が、練習中に譜面台を横取りしたり、自分の個人的な練習曲(ジャズ)を強要したりして、練習の邪魔をするので困っている。」
3.「今は自分たちの時代なのに、OBが現役幹部の話し合いなどにしゃしゃり出てきて、自分の意見を押し付けてくるので困っている。」
だから何とかして欲しい、という内容だったそうです。
△△氏としては、確かにその生徒たちと個人的に連絡を取れるくらいの人間関係を築いていましたが、節度を守って接してきたつもりでした。
かわいい後輩たちの要望に沿って熱心に技術指導をし、時間を割いて相談にも乗ってきたのだそうです。
しかし突然、身に覚えのない一方的な誹謗中傷によって糾弾されてしまいました。
加えて、先生から事実確認の連絡もなく、いきなり事務局への要請という形になったことで、反論の機会が与えられなかったのもショックだったと思います。
彼は深く傷つき、また怒り、そして呆れ、それ以来、現役生支援の活動からはすっかり手を引いてしまいました。
批判の検証
では、生徒たちによるOB批判について、具体的に説明していきます。
「夜遅くに電話やメールをしてくる」
まず、「夜遅くに電話やメールをしてきて困っている」という主張です。
△△氏も社会人なのですから、昼間や夜でも早めの時間では生徒からの電話を取れなかったりすることもあります。そこでやむなく、遅い時間にかけ直したことなどはあるそうです。
そんな時は「遅くにごめんな、この時間でも大丈夫?」とその都度確認し、相手が「大丈夫です。」と答えたときに話をし、また話が長引きそうになった時も、相手が「まだ大丈夫ですよ」と言った時はそのまま会話を続けたそうです。
また、生徒からそれくらいの時間に電話がかかってくることもあったそうで、△△氏はとくに問題があると思っていませんでした。
客観的に見れば、練習方法などについて熱心に質問してくる後輩と、その質問を煩わしく思わず真摯にアドバイスをする先輩・・・そのコミュニケーションの手段に電話やメールが使われているだけです。
時間帯にしても、お互いに納得、了解した上なのですから、問題視されることは本来無いはずです。
それが大きな問題になったのは、ある第三者の存在が大きいのですが、それについては後述します。とにかく、当事者である生徒が、一方のOBを批判する理由としては、いかがなものでしょうか。
また、メールについては、時間帯を考える必要はありませんから、問題にはなり得ません。
メールを受け取ると、すぐに返信しなくてはならない・・・と考える人もいるそうですが、それはその人の勝手であって、送信者の問題ではないからです。
「練習の邪魔をする」
次に、「練習の邪魔をする」という主張です。
最初に結論を書きますと、そのような事実はありませんでした。完全なでっち上げです。
具体的に挙げられた中で、まずは譜面台について。
外での練習中、部室まで譜面台を取りに行こうとした △△氏に対し、生徒が「私のを使っても良いですよ」と言ってくれたので借用したことがあったそうです。
また、ジャズを強要したという件も、△△氏が吹いていた曲に生徒が興味を示したので、「吹いてみるか?」と言っただけということでした。
最近になって、現会長の◇◇氏が当人たちに事情聴取した際には、「そんなこと言ったかなぁ」などとしらばっくれていたと聞きました。
もう、呆れて言葉もありません。
「部の運営に口出しをする」
続いて、「部の運営に口出しされるので困っている」という主張です。
これは、平成16年11月14日付で全会員に郵送されたS現会長の文書「会員の皆様方へ」で触れられている通り、人違いでしたが事実でした。
この件に関しては I 前会長とは無関係であり、主張した者についても前述の生徒ではありません。当時の事実誤認が判明しています。
あるOGが部活終了後の幹部会に度々顔を出し、自分の意見を押し付けるような発言を行っていたということで、これは確かに問題であると考えます。
熱心さも度が過ぎれば迷惑と感じられてしまいます。彼らの主張通り、今は彼らの時代、彼らが主役でしょうから。
部の運営に限って言えば、私たちは求められたときに必要なアドバイスをする程度に発言をとどめた方が良いでしょう。
もちろん、日々の生活態度などに関しては、多少疎まれても注意・忠告すべきです。それが一社会人でもあるOBの役割だと思います。
保護者からの圧力
さて、前述の電話の時間帯についてですが、問題視する第三者の存在がある書きました。それは当該生徒の保護者のことなのです。
生徒が女性であり未成年であったこと、そしてOBが男性であったことも要因でしょうか。「部を辞めろ」とか「学校を辞めろ」という言葉をその生徒に浴びせたそうです。
理不尽な内容ですが、子供は親からそのようなプレッシャーを多かれ少なかれ受けるものです。それに女の子を持つ親としては、過敏な対応を取ることもあるでしょう。
そもそも、家庭内でのことですから余程のことがない限り、他人が口を差し挟むことではありません。
ただ、その余波が家庭の外に向けられたとなると、話は別です。
信じられないことですが、どうも学校(先生)へ、この保護者がクレームをつけたそうなのです(◇◇会長談)。
自分の子供に買い与えた携帯電話の使用について、自分の子供にまともな指導が出来ていないのを棚に上げ、他人にいちゃもんをつけてくるとは、不見識の極みではありませんか。恥を知っている大人の行動とはとても思えませんね。
学校側としては「生徒の保護者=顧客」ですから、ある程度仕方がないのかも知れませんが、そのとばっちりを受けたOB会としてはいい迷惑です。
それと、文書で説明されていた顛末には、「今まで頼りにしていたのに急に断るわけにもいかないと思い、「今電話しても良いのか」と確認されても断らずに電話を受けていたが、保護者に発覚するのを恐れ、なるべく電話に出ないようにしていた」とありました。
これだと、電話に出ていたのか出なかったのかよく判らないのですが、どちらにしろ説得力に欠けると思いませんか?
「今電話してもいい?」と聞かれたのなら、「親がうるさいんでちょっと・・・」って言えば済んだ話ですよ。これほど有効な断りの文句は無いでしょう。
それに、そう言われて機嫌を損ねるような為人ではないことは、△△氏を知る人には理解していただけると思います。そこまで恐縮しなければならない相手でないことも。
そもそも、そこまで気を遣う相手に対して、事件発覚後も謝罪すらせず、「メルアド変わりましたぁ」と今時のカタカナと顔文字の混ざったメールを送りつけたり出来ますかね。
結論、この生徒の言うことは信用するに値せず、です。
となると、保護者の方も子供に踊らされただけなのかも知れませんね。
不見識であることに変わりはありませんが。
その後を語る前に
ここまでの文章で、事件については概ね説明できたと思います。筆者の感情を完全には排除しておりませんし、客観性には疑問符が付くかも知れませんが、証拠や証言、それに体験によって構成しておりますので、問題ないと思っています。
というわけで、まずは生徒側の非を並べた形になりましたが、今回の被害者である △△氏に非はなかったのでしょうか。
彼は、彼女たちが自分のパートの後輩ということもあり、この子たちのことを今後の吹奏楽部を人・音両面で背負って立つ人材としてかなり期待していました。ちょうど一年前は、この子たちの行く末をとても嬉しそうに話していたのですから。
もちろん、先輩後輩としての良好な人間関係を信じていたからだと思うのですが、結果的に関わりすぎてしまったのかも知れません。
ただ、それについては先生からの要望があったということも、述べておかなくてはなりません。
生徒の生活態度や人との接し方などについては、先輩として、また社会人として厳しく指導してやって欲しい・・・という言葉を受けて、憎まれ役を買って出たりする事もありました。
また、上級生のいないなどの理由で練習が難しいパートには、外部から講師となってくれる方を招聘したりと、現役生たちのためにと尽力されていたのも事実なのです。
しかし、いくら後輩たちのためと頑張っていても、結果として現役生たちから疎まれてしまう事はあるかも知れません。
今回被害にあった I 氏に限らず、頻繁に部活動に顔を出しているOBはいますし、最近のOB会は集いの日と称して、現役生と共同での催し物を増やしてきました。
そのようなOBたちに対して、現役生諸君が「今は自分たちの時代なのに・・・」とか「OBがしゃしゃり出てくるな」などと潜在的に不満を持つ事はあり得ると思います。
そのような不満が今回の事件を引き起こした、という可能性は否定できません。
ただし、そんな理由だったとしても、今回の生徒たちがとった行動が許されるとは思いませんけど。
総会での問題提起
さて、8月に開催されたOB会定例総会にて、今回の件に関して一般の会員に情報が一切伝わってこないことを役員に質し、きちんと情報を公開するよう求めました。
今回は被害に遭ったのが会長だったため、会としての情報通達および対応が後手後手に回ったのは仕方がないのかも知れないが、今後のことも考えて今からでも実施するように、とお願いしたのです。
出席役員からは承諾の返答をいただいたのは、議事録にあった通りです。
また、総会では今後のことも話し合われました。
討議された末の結論としては、OB会に所属する会員は現役生と個人的な人間関係は極力作らずに、あくまでOB会という組織活動を通して関わっていった方が良いだろうということになりました。
現役生との間にある程度の距離を置き、今回のようなトラブルに巻き込まれないよう自己防衛を計ることが目的です。
具体的な対応までは話が及びませんでしたが、
1.OB―現役生間の個人同士の連絡(電話やメールなど)はしない。
2.OBがポケットマネーで行う差し入れ(お菓子や写真など)は代表して先生に渡し、先生から生徒に分配していただく。個人宛としては行わない。
というのが基本スタンスになるでしょう。
OB会は母校卒業生を中心に組織していますが、吹奏楽部(学校側)から見れば外部の団体でしかありません。
主従関係と呼ぶのは変ですが、それに似たような関係になるのは、やむを得ないと思います。我々が支援をするためには、学校側の協力と受け容れが不可欠なのですから。
これが議事録に記してあった、吹奏楽部(の体制)あってのOB会・・・という表現になるのだと思います。
そうすると、ある程度の問題については黙って我慢しなければならないこともあるでしょう。
しかし、社会のルールを規範とする最低限の筋は通せるような関係でなければならないのは、自明の理です。
その後のドタバタ
しかしその後、きちんとした情報開示は為されませんでした。事件については議事録で少し触れられただけだったのです。
また、総会の議論で個人的な人間関係を事実上禁じたはずなのに、現会長の◇◇氏が広島での演奏会に現役生を個人的に連れて行ったことも判明しました。
◇◇氏に真意を質したところ、事件の情報公開については、自分で生徒たちに事情聴取をした上で行うつもりであるとの回答を得ました。その言や良し、とこれには私も賛意を表しました。
しかし、現役生との関わり方については、個人的な関係を否定すると自分なりの支援が出来なくなる、個人的な関係でのトラブルには自己責任で、という主張をしてきたのです。
自分なりの支援が出来ないといっても、それも自分たちが出した結論のはずではないですか?
さらに自己責任といいますが、OBと現役生との間にトラブルが発生したら、必ずOB会に相談ないし要請がなされるのです。その道理が通るなら、そもそも今回の件でOB会に先生から要請が来ることはなかったはずでしょう。
これでは何の解決にもならないではありませんか。
そう言いつつも、こちらの手足を縛る形での対応のみを決めてしまったことについては間違いだった、と私も思い始めていました。
また、◇◇氏も今回の件については、対応も含めて納得していないということだったので、
「スタート地点に戻ってやり直してみたらどうか」とアドバイスしました。
今さら和解など望むべくもありませんが、生徒側の非をきちんと正し、OB側も今後どうあったら良いかを真摯に話し合えたなら、もしかして生徒側の謝罪によって一区切りつけることが出来るかも、と思っていたのです。
しかし、出てきた結論は、11月に送られてきた文書でした。
問題点の相違
文書の中身についての解説はしませんが、要するに問題視されている件は、あくまでも「OBが生徒に電話をかけた時間帯」でした。
でっち上げによる誹謗中傷については一切触れられておらず、電話の事に関しても全容をきちんと説明したものではありませんでした。
たしかに、生徒に電話をかける際には配慮が必要でしょう。一般論としては正しいと思います。
しかし、今回の一件を説明するのにこう書いたのでは、電話をかけた方を一方的に悪者にしています。今回の件に限って言えば、非難されている △△氏は必要と思われる配慮はしていたと思われるからです。
それでも配慮が足らなかった、とするならば、それはもう「電話をかけたことが問題だ」ということになり、個人的コミュニケーションの禁止という手段しか残ってないのではないでしょうか。
それに、総会の時に「今回の件でOB側に非があるのか?」と問いかけた際には、先生も役員も「否」と答えたではないですか。
なのに、どうして今頃になって皆さんのスタンスが変わってしまったのでしょう。
また、でっち上げによる誹謗中傷について、全く触れられていないのは何故なんでしょうか。
そもそも、私が問題視しているのはこの件なのです。
「明日は我が身」なのですよ。いつ自分や友人たちが被害に遭っても、おかしくないのです。
自分の知らないところで、あることないこと捏造されて誹謗中傷をされたとしたら、いったいどんな気持ちになるでしょう。
その後、でっち上げが明らかになったとしても、生徒側はまったくお咎めなし。当然、反省や謝罪をすることもありません。
そのような所に、安心して行くことができますか?
ましてや、他のOBや支援協力をしてくださる外部の方に、「足を運んでください」と言えるのですか?
その後の対応
ここまで書けば、もう充分でしょう。
私の結論は、「現在の現役生は、支援する価値がない」ということです。もちろんこれは、顧問の先生や学校全体に対する批判も含んでいます。
自分が現役の時に大変お世話になった先生方に対して、出過ぎたことと承知はしているつもりですが、生徒の教育に問題があるのは明らかです。ここでいう問題とは、事件の発生についてではなく、その後の対応についてです。
悪いことをした人間に、きちんと指導を行うことは基本だと思います。必要な指導を受けることなくこの生徒が社会に出た時・・・今度は社会が迷惑を被ることになるのですから。
さて、私としては、事態の解決を期待はしていましたが、それが出来なくても仕方がないことだと思っていました。事件発生から時間が経ちすぎていたこともありますし。
それが何故こんな文章を書いたかというと、ここまで書いたような事件の説明が、OB会より一般の会員に未だ報告されていないからなのです。 今回のような事件について、他のOBが十分な情報を知らされないというのは問題だと思います。
その結果、今後第二・第三の被害者が出てしまうことくらい、容易に想像できますからね。
ですが、それはもう望み薄のようです。先生から文書が出たこともあり、この件はここで幕引きとなるのでしょう。
このような一連のやりとりの中で、現役生に対する支援への意欲がなくなり、OB会の対応にも失望してしまいました。私個人としては会より身を退く以外に選択肢はありません。
そして、この文章にて問題提起を行うことになったのです。
先日、◇◇会長と最後に会談した際、バンフェス終了後にでも現役部員全員を集めて、この件に関してのミーティングを行うつもりとの発言がありました。
事件に関して知らない生徒も多いので(それ自体が問題であり、驚きですが)どうなるか判らないが、たとえ部とOB会の関係に悪影響があるとしても、きちんと対応するつもりだ、とのことでした。
それならば、と実現後の結果は教えて欲しいとお願いしておきました。しかし残念ながら、この文章執筆時点では手元に届いておりません。
その報告がきちんと届いたならば、またこちらで紹介させていただきます。
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